わが子が3歳になったらやろうと思っていたこと。
それは、「胎内記憶」を聞いてみる、ということ。
ネット上には、胎内記憶を話す子供のエピソードがたくさんあり、私は密かに楽しみにしていました。
おしゃべりもだいぶ上手になったし、質問にもしっかりと答えられるようになったので、このタイミングかな、ということで聞いてみることにしました。
あ~!もう、楽しみ。
なんて言ってくれるんだろう。
どんなお話を聞かせてくれるんだろう。
「ママのこと、お空から見てたの。
そしてね、気づいたら、ピンク色の温かいお部屋にいてね、
とっても気持ちよかったの。」
とか?
「パパとママのお話しする声が聞こえたよ」
とか?
「神様がね、だれにもしゃべっちゃだめって言ってたんだよ」
とか?
ファンタジー系でもリアル系でもいいのよ~
さあ、お母さんにきかせてちょうだい。
では、いきましょ!
母:〇〇は、生まれる前、何をしていたの?
ドキドキ…
…
…
息子:え?鬼退治しとったけど。
…ガーン!!!
思ってたのと違う!!!!
いや、聞き方が悪かったかな、もう1回ね、もう1回。
母:〇〇は、お父さんとお母さんのところに来る前、どこにいたの?
わくわく……
…
…
息子:あのね。
うん、うん、なになに!!??
息子:鬼退治しとったって、今 言ったでしょ。
わーーーん!ごめんなさーい!!
2回同じこと聞いてごめんなさーい!!!
鬼退治は想定外すぎて、母はほんの少しパニックです。
もっとこう……ふわっとした、ほんわかとした、ハートフルなストーリーを想像していたわけで…。
しかし、仕方あるまい。
とりあえず、この話題を締めなければ。
えーと、計画では、
微笑みながら
「生まれてきてくれてありがとう。」
と言って抱きしめる、と。
よし、これはいい感じの空気になるに違いない。
母:◯◯、生まれてきてくれてありがとう。
感動のシーンですよ!
「ぼくも、おかあさんに会えてうれしいよ」
かな。
それとも、
「おかあさん、だーいすき」
かな。
さあ、息子よ!!
…
…
息子:どういたしまして。(無表情)
\(^o^)/
それでは。