ある日の夜。
キッチンで片づけをしていると、どこからともなくささやき声が。
「プルプル、プルプル…」
「プルプル、でんきけして。」
「おっけー、プルプル。」
………
……
こ、これはもしかして…。
部屋のすみっこで、タブレット端末に向かって必死に話しかける息子3歳。
「おっけー、プルプル。でんきけして。」
プルプル氏、無反応。
「おっけー、プルプル!!でんきけしてってば!!!」
……。
あのね。
まず、端末にGoogle音声検索を設定してないし、
そもそも、うちにスマート家電はありませんよー。
もー、ただの親ばかですけど、タブレットに向かって、一生懸命「OK、プルプル」と話しかける姿には萌えました。
プルプルて。
今考えれば、そっと壁面のスイッチを押して、電気を消してあげればよかった。オカンIoT。
くぅ~!!
息子を抱きしめて、かわいいかわいい、わしゃわしゃ~
と、したいところではありました。
が、しかし。
男兄弟の中で育った私は、男子というものは、「一度ウケるとめちゃくちゃしつこい」ということを知っているので、あえて突き放しました。
「違うでしょ。プルプルじゃなくて、グーグルでしょ」と。
その後、息子はというと、再びタブレット端末に向かい、
「おっけー、グルグル。」
と声をかけておりました。
ToT
それでは。